* 銅管溶接に関する 工法 *
【要約】
空調機 冷凍機の冷媒配管接合部に求められる無酸化ロウ付けの手段として、バーナー排気ガス(CO2)を利用するため考案した配管接続方法と接続部品。
【課題】
銅管ロウ付け時に、管内に酸化スケールが発生するのを防ぐため一般に窒素ガス置換をしなければならない。
しかし、この方法では溶接の度ごと配管全体の置換を、繰り返すため時間と費用のロスが大きい。
また、工程によっては何度も移動をしなければならず、重いボンベやわずらわしいホース等 機材の運搬にかかわる労力のロスも大きい。
省略して酸化防止剤を使用する場合は、適正な塗布量(残留成分)や範囲に微妙な調整を要する。また、アルコールの溶剤を含むものは 『 蟻の巣状腐食 』 を発生させる
危険性が指摘されている。
【解決手段】
そこで溶接部分にスリットのある接続部品を使用し、バーナー排気ガス(CO2)を窒素ガスの代わりに置換 ・充填することで、これを解決しようとするものである。
考案の接続部品に配管を確実に差し込み、両方の管端に空気を逃がし又逆流を防ぐために小孔を開けた栓をする。予熱中にバーナー炎をスリットに直角に当て、管内へ排気ガスを送り込む。 まずスリットをロウ材で塞ぎ、続いて全周に差しロウをし最後にフィレット形成作業を行う。
【効果】
この発明によれば、排気ガスで必要な部分だけを置換するので、余計な手間隙がいらない。
窒素ガス置換や酸化防止剤の弱点を克服し、低コストで時間短縮と労力削減等の大きな効果が得られる。
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